木造注文住宅では重要|白蟻対策の基本を知る

木造建築では大変重要な検討項目『白蟻対策』ですが、しっかり行っているのであまり考えた事もないという方が多いのではないでしょうか。新築時にはその通りで各社白蟻保証という保険に入っていますので、あまり注意しておく必要はないと思いますがその仕組みは知っておく必要があります。

①白蟻保証

字の通り白蟻の発生に対する保証ですが、もう少し掘り下げてみると内容はこうです。

期間中白蟻が発見された場合は白蟻の駆除をして、万が一木材に破損等が生じていた場合にその部位を交換等で対応する。

上記の様なものです。

②『期間中』とは

多くの場合白蟻保証の期間は5年間という工務店が多いです。ということは6年目にはどうするの?ということになりますが、その時は更新することになります。もちろん絶対に更新しないといけないというルールは有りませんが、白蟻と言うのは木造建築においては一番気になるところなので更新しないという選択は無いかと思います。

③更新の価格

では更新する際にはどれほどの費用が必要でしょうか。現在の相場で考えると15万円~20万円程度の更新費が必要になります。ということは②期間中ですが当初5年間が保険期間の会社が多いですが、10年保証のところもありますので、ランニングコストからみた場合にも10年保証の会社を選びたいものです。

③土台加圧注入?

白蟻の対策ですが、木材に薬剤を散布する方法が主流ですが、一部の会社では『加圧注入』といって木材の芯の部分まで薬剤の行き届く手法で行われています。この方が効果の期間がしっかり保てるという理屈になるのですが、この加圧注入の施工範囲が土台に限られる場合が多い事と大切なのは保険期間で有る為、この方法については必須ではないように思います。

上記のように白蟻対策一つをとっても覚えておく事が多いものです。そして白蟻保証の更新時期が『忘れた頃にやってくる』という事なので、事前にその分の費用を積み立てておく習慣をつけておきたいものです。

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